【M3-2014秋】イベント時期合わせの新作、いよいよ試聴開始です!/第二展示場 1F-い20a
これまでの作品のハイレゾ配信はこちら
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DLsite.com(同人作品配信サイト)
http://www.dlsite.com/home/circle/profile/=/maker_id/RG23043.html
(FLAC版)
OTOTOY(高音質音楽配信サイト)
http://ototoy.jp/them/index.php/ARTIST/87203
(WAV・FLAC・ALAC版)
====================================
ホームページが出来ました!
まだ一部工事中ですが、これから情報系はすべてこちらに移管していきます。
http://dimension-cruise.jp/beaglekick/
どうも、Beagle Kickの中の人、橋爪です。
サークル全体のプロデュース、ディリクション補佐、プロモーション周りを担当してます。
作曲・編曲の和田貴史は、M3用に旧譜の増刷に掛かっております。
なにやら会場限定のプレミアム商品を準備しているらしい!?
さて、いろいろ発表があります。
まずは新作の試聴が開始です。
M3の時期に配信でリリースされる新作です。
M3 2014秋
2014年10月26日(日) 11:00~15:30
会場:東京流通センター(TRC)第一展示場、第二展示場
Beagle Kickスペース:第二展示場 1F-い20a
なんとBeagle Kickとしては初のDSDに挑戦。しかも、5.6MHz。
圧倒的な臨場感と音楽的感動を内包した究極のハイレゾ、DSD。
Beagle Kickが最初の題材に選んだのは、弦楽四重奏!
いわゆるカルテットです。
和田貴史よりコメント
「新作「うたかた」はオリエンタルな風情の弦楽四重奏です。
“儚さ”をテーマにして作曲しました。
BeagleKick初のDSDレコーディングということで、
編集一切無しのスタジオでのライブレコーディング。
多少のノイズはご容赦下さい!
そんな魂のこもった作品になったかと思います。」
そして、収録風景を撮影した写真も楽しめるニコニコ動画版もアップしました。
なんと和田貴史謹製の映像もあります!
これは……!! 実際に現場にいた私も鳥肌ものです。ディリクション補佐にも熱が入りました。
(実は1stの頃から録音風景は録画している。M3会場で流しっぱなしのがそれですw WEBでは初公開!)
===================
《楽曲情報》
曲名:うたかた
作・編曲:和田貴史
サウンドP、プロモーション:橋爪徹
ミュージシャン:大先生室屋ストリングス
1st Violin 室屋 光一郎
2nd Violin 伝田正秀
Viola 榎戸崇浩
Cello 奥泉貴圭
===================
大先生室屋ストリングスは、アニメ主題歌や劇伴、声優の歌など、多方面で大活躍のストリングスチーム。
圧倒的な実力と味のある演奏で楽曲を彩ってくださいました。
そしてそして!
和田貴史より録音・ミックスの技術解説が届きました。
たいへん濃密な解説になっております。
オーディオが好きな方も、音楽制作に興味のある方も、もちろんその他の方も、ぜひご一読ください!
そして、配信の日を心待ちにしておいてくださいね☆
和田貴史より 技術解説!
〜 Recording 〜
< Microphone >
Overhead : Earthworks QTC50 x2
Ambient : BLUE Kiwi x2
< Mic PreAmp >
Millennia HV-3D
< Multitrack Recorder >
TASCAM DA-3000 x2 (4ch)
〜 Mixing 〜
Mixing Console : Solid State Logic Matrix
Reverb : Lexicon 480L
Master Equalizer : Manley Massive Passive
Master Compressor : Solid State Logic G Series Compressor
Master Recorder : KORG MR-2000S
〜 ケーブル 〜
マイク <---> マイクプリアンプ : AcousticRevive
マイクプリ <---> レコーダー : MOGAMI 2549
レコーダー <---> ミキシングコンソール : AcousticRevive
ミキシングコンソール <---> アウトボード : AcousticRevive
ミキシングコンソール <---> マスターレコーダー : AcousticRevive
[ DSD録音 ]
DSDフォーマットで録音するということは可聴帯域以外の音や微細な音の歪みやゆらぎまで収録できると言う事です。
使用したマイクに選んだのは、オーバーヘッドマイクにEarthworksのQTC50、アンビエントマイクにBLUE Kiwiそれぞれ2本ずつ。
QTC50はスペック的にも周波数特性が9Hz〜50kHzとまさにハイレゾを活かせる万能マイクですが、このマイクを選んだ大きな理由は、「人が聴いた音に限りなく近い」からです。
ですので、今回はオンマイクを使用せず、オーバーヘッドに2本をメインにしました。
これだけでも十分に写実的に描かれていました。
ただ、やはり部屋の反響によるうねりや混ざり方としては綺麗すぎてしまうのでアンビエンスのマイクを使用します。
こちらは人の座っている耳の高さくらいで斜めに天井の方を向けました。
いろんな場所で聴いてみて勘で立ててみた結果です。
本当はNeumann M149Tubeを使用したかったのですが、1本しか所有していないので広がりを優先して2本。
かつギラギラしない落ち着いたマイクというとこれしか無かったのでKiwiに決定しました。
これら4本のマイクの音をMillenia HV-3Dという8chマイクプリアンプに接続しました。
同じマイクプリで4ch録れる事と、弦楽器の音の豊かさを一番表現できると思い選定しました。
増幅された音声はTASCAM DA-3000というDSDレコーダーで収録した訳ですが、
このレコーダーはカスケードする事によって最大8chまでマルチトラックで収録できます。
今回は2台で4chです。素晴らしいですね。
でも1発録音しかできないのです。
今回の楽曲は4分10秒ありますので皆緊張の中息を潜め、楽器のノイズも極力入らないようにして収録に挑みました。
最先端なのにこの原始的なレコーディング! 音楽とはここにありです。
録音音楽ですが、もはやスタジオライブレコーディング状態でした。
[ DSDのみでミキシング ]
さて、ミキシングに移りまして、収録された4chマルチはSSLのミキサーに立ち上げられPCMに変換される事も無くアナログの機材を使用してミキシングされ、DSDマスターレコーダーに流し込まれて行きます。
ただし、今回使用したリバーブはビンテージのデジタルリバーブです。
これだけDSDにこだわっているのに16bitのデジタルリバーブを使うとは何事だ!
と怒られてしまいそうですが、使用したLexicon480Lというリバーブは実に味わい深い音のするリバーブなんですね。
スペックよりも表現を取った形です。
もしかしたらProToolsのRevibeを192kHzで使用するというのもひとつの手かもしれません。
それはまた次回の実験課題としたいと思います。
ミキシングといっても4本のマイクの音量バランスをとり、リバーブで残響を付け、マスターEQとコンプで2MIXを整えただけです。
EQもチェロの低音を聴いた音に近づけるために少し持ち上げたくらいでコンプもピークを少し和らげた程度です。
できあがった音をKORG MR-2000Sで5.6MHzと2.8MHzで録音。
専用のソフトAudioGateでノーマライズして完成です!
以上です!
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DLsite.com(同人作品配信サイト)
http://www.dlsite.com/home/circle/profile/=/maker_id/RG23043.html
(FLAC版)
OTOTOY(高音質音楽配信サイト)
http://ototoy.jp/them/index.php/ARTIST/87203
(WAV・FLAC・ALAC版)
====================================
ホームページが出来ました!
まだ一部工事中ですが、これから情報系はすべてこちらに移管していきます。
http://dimension-cruise.jp/beaglekick/
どうも、Beagle Kickの中の人、橋爪です。
サークル全体のプロデュース、ディリクション補佐、プロモーション周りを担当してます。
作曲・編曲の和田貴史は、M3用に旧譜の増刷に掛かっております。
なにやら会場限定のプレミアム商品を準備しているらしい!?
さて、いろいろ発表があります。
まずは新作の試聴が開始です。
M3の時期に配信でリリースされる新作です。
M3 2014秋
2014年10月26日(日) 11:00~15:30
会場:東京流通センター(TRC)第一展示場、第二展示場
Beagle Kickスペース:第二展示場 1F-い20a
なんとBeagle Kickとしては初のDSDに挑戦。しかも、5.6MHz。
圧倒的な臨場感と音楽的感動を内包した究極のハイレゾ、DSD。
Beagle Kickが最初の題材に選んだのは、弦楽四重奏!
いわゆるカルテットです。
和田貴史よりコメント
「新作「うたかた」はオリエンタルな風情の弦楽四重奏です。
“儚さ”をテーマにして作曲しました。
BeagleKick初のDSDレコーディングということで、
編集一切無しのスタジオでのライブレコーディング。
多少のノイズはご容赦下さい!
そんな魂のこもった作品になったかと思います。」
そして、収録風景を撮影した写真も楽しめるニコニコ動画版もアップしました。
なんと和田貴史謹製の映像もあります!
これは……!! 実際に現場にいた私も鳥肌ものです。ディリクション補佐にも熱が入りました。
(実は1stの頃から録音風景は録画している。M3会場で流しっぱなしのがそれですw WEBでは初公開!)
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《楽曲情報》
曲名:うたかた
作・編曲:和田貴史
サウンドP、プロモーション:橋爪徹
ミュージシャン:大先生室屋ストリングス
1st Violin 室屋 光一郎
2nd Violin 伝田正秀
Viola 榎戸崇浩
Cello 奥泉貴圭
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大先生室屋ストリングスは、アニメ主題歌や劇伴、声優の歌など、多方面で大活躍のストリングスチーム。
圧倒的な実力と味のある演奏で楽曲を彩ってくださいました。
そしてそして!
和田貴史より録音・ミックスの技術解説が届きました。
たいへん濃密な解説になっております。
オーディオが好きな方も、音楽制作に興味のある方も、もちろんその他の方も、ぜひご一読ください!
そして、配信の日を心待ちにしておいてくださいね☆
和田貴史より 技術解説!
〜 Recording 〜
< Microphone >
Overhead : Earthworks QTC50 x2
Ambient : BLUE Kiwi x2
< Mic PreAmp >
Millennia HV-3D
< Multitrack Recorder >
TASCAM DA-3000 x2 (4ch)
〜 Mixing 〜
Mixing Console : Solid State Logic Matrix
Reverb : Lexicon 480L
Master Equalizer : Manley Massive Passive
Master Compressor : Solid State Logic G Series Compressor
Master Recorder : KORG MR-2000S
〜 ケーブル 〜
マイク <---> マイクプリアンプ : AcousticRevive
マイクプリ <---> レコーダー : MOGAMI 2549
レコーダー <---> ミキシングコンソール : AcousticRevive
ミキシングコンソール <---> アウトボード : AcousticRevive
ミキシングコンソール <---> マスターレコーダー : AcousticRevive
[ DSD録音 ]
DSDフォーマットで録音するということは可聴帯域以外の音や微細な音の歪みやゆらぎまで収録できると言う事です。
使用したマイクに選んだのは、オーバーヘッドマイクにEarthworksのQTC50、アンビエントマイクにBLUE Kiwiそれぞれ2本ずつ。
QTC50はスペック的にも周波数特性が9Hz〜50kHzとまさにハイレゾを活かせる万能マイクですが、このマイクを選んだ大きな理由は、「人が聴いた音に限りなく近い」からです。
ですので、今回はオンマイクを使用せず、オーバーヘッドに2本をメインにしました。
これだけでも十分に写実的に描かれていました。
ただ、やはり部屋の反響によるうねりや混ざり方としては綺麗すぎてしまうのでアンビエンスのマイクを使用します。
こちらは人の座っている耳の高さくらいで斜めに天井の方を向けました。
いろんな場所で聴いてみて勘で立ててみた結果です。
本当はNeumann M149Tubeを使用したかったのですが、1本しか所有していないので広がりを優先して2本。
かつギラギラしない落ち着いたマイクというとこれしか無かったのでKiwiに決定しました。
これら4本のマイクの音をMillenia HV-3Dという8chマイクプリアンプに接続しました。
同じマイクプリで4ch録れる事と、弦楽器の音の豊かさを一番表現できると思い選定しました。
増幅された音声はTASCAM DA-3000というDSDレコーダーで収録した訳ですが、
このレコーダーはカスケードする事によって最大8chまでマルチトラックで収録できます。
今回は2台で4chです。素晴らしいですね。
でも1発録音しかできないのです。
今回の楽曲は4分10秒ありますので皆緊張の中息を潜め、楽器のノイズも極力入らないようにして収録に挑みました。
最先端なのにこの原始的なレコーディング! 音楽とはここにありです。
録音音楽ですが、もはやスタジオライブレコーディング状態でした。
[ DSDのみでミキシング ]
さて、ミキシングに移りまして、収録された4chマルチはSSLのミキサーに立ち上げられPCMに変換される事も無くアナログの機材を使用してミキシングされ、DSDマスターレコーダーに流し込まれて行きます。
ただし、今回使用したリバーブはビンテージのデジタルリバーブです。
これだけDSDにこだわっているのに16bitのデジタルリバーブを使うとは何事だ!
と怒られてしまいそうですが、使用したLexicon480Lというリバーブは実に味わい深い音のするリバーブなんですね。
スペックよりも表現を取った形です。
もしかしたらProToolsのRevibeを192kHzで使用するというのもひとつの手かもしれません。
それはまた次回の実験課題としたいと思います。
ミキシングといっても4本のマイクの音量バランスをとり、リバーブで残響を付け、マスターEQとコンプで2MIXを整えただけです。
EQもチェロの低音を聴いた音に近づけるために少し持ち上げたくらいでコンプもピークを少し和らげた程度です。
できあがった音をKORG MR-2000Sで5.6MHzと2.8MHzで録音。
専用のソフトAudioGateでノーマライズして完成です!
以上です!
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