【ピアノホール録音】WonderfulWorld (Solo Piano version)制作レポート
どうも、Beagle Kickの中の人、橋爪です。
サークル全体のプロデュース、ディリクション補佐、プロモーション周りを担当してます。
最近、日本ファルコムの東亰ザナドゥについてハイレゾサントラの感想を執筆しました。
ゲーム音楽って僕の音楽の原体験なのですよ~
作曲・編曲の和田貴史は、M3が終わっていったん一休み。
どうやら年度末まで多忙なご様子。新作はどうなるのか……
M3でスペシャルディスクに先行収録したWonderful World (Solo Piano Version)がついに配信開始になりました!
DSD5.6MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57380
DSD2.8MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57379
価格は1曲270円(税込み)とたいへんお買い得!
ぜひ、お好きなフォーマットで、お気に入りのオーディオシステム(あるいはPCなど)で楽しんでほしいです!
M3直前は、私自身かなりバタバタしていて何もレポートができませんでした。
しかしながら、写真はちゃんと撮ってありますので、今回はレコーディングレポートをお届けします!
まず、和田さんが編集した渾身の演奏動画(フルバージョン)をご覧下さい。
ロケーションは、千葉県にある美浜文化ホールの音楽ホールです。
152席のシューボックス型ということで、小編成のコンサートを行うためのホールです。
みんなのスケジュールがなかなか合わず、平日の午前中という強行軍でした。
朝8時前に最寄り駅に着いた私。
和田のスタジオに寄って機材を車に詰め込みます。
今回のレコーディングでは、毎度お馴染みACOUSTIC REVIVEの機材を大量に使用しました。
ACOUSTIC REVIVEにはいつもとてもお世話になっています。
9時前に美浜文化ホールに到着。
機材を運び込み、9時ジャストにホール入り。
この時点で野崎さんがお見えになり、もう1人のアシスタントとともに猛烈に収録の準備に掛かりました。
たった1曲の録音ですが、何しろ切り貼りの一切出来ないDSD。
途中で止めることも出来ません。部分的に録り直すことも出来ません。
最高の演奏を(音の完成度も含め)じっくり残すことを考えると、3時間はギリギリの尺だと思っていました。
電源周りの準備を私が進める中、和田はマイク設置と機材のレベル合わせです。

電源は、音響用の独立したコンセントがありました。
ケーブルは、POWER REFERENCE。導体はPCOCC-A。長さは特注品です。太い!重い!w

マイクプリアンプ、DSDレコーダー、真空管マイクの電源ユニット、これらの電源はすべてRTP-6ultimateから給電します。
アンダーボードはTB-38H。うっかりすると中に敷き詰めた天然水晶がこぼれるので慎重に設置します。

マイクプリアンプは、Millennia HV-3D。
和田が慎重にレベルを調整しています。
機材設置やレベル合わせをしている最中は、野崎さんがピアノを弾いて音を出しています。
もちろん楽曲のフレーズを弾いてくれていました。
ホールに響き渡るWonderful Worldのメロディー。
凄すぎてテンション上がりまくりでした!

DSDレコーダーはDA-3000。
記録媒体がSDカードなのでHDDの回転音がありません。
機材の設置場所と同じ空間でレコーディングするには、こういった静音設計が求められます。
カスケード接続のための制御信号が通るケーブルは、COX-1.0tripleC-FMを使用。
わずかな隙も見逃しません。細かな積み重ねが機材本来の音を最大限に引き出すのです。

こちらはセッティング中のマイク位置。
このあとM149をもう少し近づけました。
ポータブルレコーダーのR-05も奥に見えますね。これは僕がM149の邪魔にならない範囲で設置しました。

ペン入れ満載の楽譜。
野崎さんには事前にデモと楽譜をお渡しし、プリプロとして弾いてもらっていました。
それでも頭からケツまで一発録音ということもあり、伸び伸びと自由に弾いて頂く方向でお願いいたしました。

ステージからホールを見上げた写真。
あまり伝わりませんが、結構大きい空間です。
シューボックス型は響きも美しく本当に素晴らしかったです。
レベル合わせが終わったら、本番。
何度かテイクを重ねながら、和田のディリクションを交えつつ、ベストな方向を探っていきます。
本録りのあたりでマスタリングエンジニアの大山さんが見学に訪れました。
カメラのスイッチ係として早速活躍して頂きました(笑) 同人ですので、みんなで作りますw
野崎さんには自由に弾いて頂いたので、ファンタジックなテイクになったり、
ドラマチックな展開になったり、実に聴き応えのあるテイクが重ねられていきました。
録音したのは全部で7回。
DSDで配信されているのは、テイク4になります。
スペシャルディスクをM3でゲットされた方は、テイク7を既にお聴きになっていることでしょう。
R-05版ですが、いかがでしたか?
もし、反響が大きければDSD版の発表も検討したいと思います。
そのくらい思い入れの強いテイクです。
集中力が高まってみんな必至にやってたもんだから、
途中からマイクのセッティングを変えても変えた後の写真がほとんどありません。

数少ない最終セッティング後の写真。
これは客席上手側から。
極太のケーブルが床を張ってえらいことになっています。
電源系は極力床面に付かないようにがんばりました。
LINE系は、ACOUSTIC REVIVE製 XLRのPCOCC-A版。
M149の電源BOXからマイクプリまでは最新版のXLR-1.0tripleC-FMの特注版を使いました。

こちらは客席下手側から。
ピアノの奥、左右に設置されているのはルームチューニング材のRWL-3。
車に詰め込めたのは背の低いこの二枚だけでした。
動画にははっきりと映っているカットがありますが、下手に置かれたRWL-3の上にRR-777が設置されています。
自分の耳に聴こえる楽器の音が変わるということで、演奏家の中にも愛用者がいるようです。
録音にもきっとよい影響があることでしょう。
ちなみに私も自宅で愛用しています。映像も音も激変するのでオススメですよw
テイク7を録り終えて片付け開始。
みんなで協力したら余裕の退出することができました。
いくら同人とはいえ、公共の施設の退出時間を守らないのは御法度。
アフレコサークル時代から一種の戒めとして心がけていた私は、Beagle Kickでもキチンとそこは守るようにしました。
ということで、あっという間の三時間。
気力と体力と精神力を消耗して、もうくったくた!
でも、清々しかったですね。充実感半端なかったです。
野崎さんも貴重な体験ができたと笑顔でお帰りになりました。
演奏家の方に関わって良かったと喜んでもらえるのはたいへん嬉しいことです。
こんな感じでDSDに収められたピアノ演奏。
音楽そのものはもちろん、時間と空間さえもリアルに捉えきる究極のハイレゾフォーマット DSD5.6MHz。
2.8MHzもフォーマット設定変えてもう一回マスターレコーダーに録り直しています。
気合いの入ったBeagle Kick最新作、ぜひご堪能下さい!
DSD5.6MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57380
DSD2.8MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57379
【M3のスペシャルディスクをお持ちの方に再度のお知らせ】
おまけ音源として収録したSolo Piano Versionの別テイク。
いかがでしたか?
最後までどちらをOKテイクにするか話し合ったのですが、総合的に判断した結果、このようになりました。
もし、リスナーの方からの要望が多ければ別テイクをDSDでお届けすることを検討するかもしれません。
R-05の音源を聴いて、「これはDSD版でも聴きたい!」と思った方、Beagle Kickまでご意見をお寄せ下さい。
BRAND NEW KEYSの2mixマスターの感想もお待ちしています。
CD版やハイレゾ版と比べての感想だったりするととっても嬉しいです。
すべての送り先はtoruemu@hotmail.comまで。
内容は和田とも共有します。
これまでの作品のハイレゾ配信はこちら
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OTOTOYにて特集記事(インタビュー)がアップされました!
制作秘話はもちろん、ユニット結成の経緯、音へのこだわり、音楽への向き合い方など縦横に語っています。
Beagle Kickへの理解がもっと深まり、新たな魅力に気付くかも!?
・同人音楽だからこそできる“ハイレゾ音楽制作ユニット”Beagle Kickーー自作スタジオで訊いた、自由な音楽性そしてハイレゾにかける想い
DLsite.com(同人作品配信サイト)
(FLAC版)
←NEWアルバム

同人音楽の森(同人音楽作品配信サイト)
(FLAC版)

OTOTOY(高音質音楽配信サイト)
http://ototoy.jp/them/index.php/ARTIST/87203
(WAV・FLAC・ALAC版)
BRAND NEW KEYS発売記念特集記事 インタビュー記事
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ホームページが出来ました
新コンテンツ、Q&Aが開設されました。貴方の素朴な疑問にBeagle Kickが回答します。
ぜひ見にいってみてくださいね!
http://dimension-cruise.jp/beaglekick/
サークル全体のプロデュース、ディリクション補佐、プロモーション周りを担当してます。
最近、日本ファルコムの東亰ザナドゥについてハイレゾサントラの感想を執筆しました。
ゲーム音楽って僕の音楽の原体験なのですよ~
作曲・編曲の和田貴史は、M3が終わっていったん一休み。
どうやら年度末まで多忙なご様子。新作はどうなるのか……
M3でスペシャルディスクに先行収録したWonderful World (Solo Piano Version)がついに配信開始になりました!
DSD5.6MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57380
DSD2.8MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57379
価格は1曲270円(税込み)とたいへんお買い得!
ぜひ、お好きなフォーマットで、お気に入りのオーディオシステム(あるいはPCなど)で楽しんでほしいです!
M3直前は、私自身かなりバタバタしていて何もレポートができませんでした。
しかしながら、写真はちゃんと撮ってありますので、今回はレコーディングレポートをお届けします!
まず、和田さんが編集した渾身の演奏動画(フルバージョン)をご覧下さい。
ロケーションは、千葉県にある美浜文化ホールの音楽ホールです。
152席のシューボックス型ということで、小編成のコンサートを行うためのホールです。
みんなのスケジュールがなかなか合わず、平日の午前中という強行軍でした。
朝8時前に最寄り駅に着いた私。
和田のスタジオに寄って機材を車に詰め込みます。
今回のレコーディングでは、毎度お馴染みACOUSTIC REVIVEの機材を大量に使用しました。
ACOUSTIC REVIVEにはいつもとてもお世話になっています。
9時前に美浜文化ホールに到着。
機材を運び込み、9時ジャストにホール入り。
この時点で野崎さんがお見えになり、もう1人のアシスタントとともに猛烈に収録の準備に掛かりました。
たった1曲の録音ですが、何しろ切り貼りの一切出来ないDSD。
途中で止めることも出来ません。部分的に録り直すことも出来ません。
最高の演奏を(音の完成度も含め)じっくり残すことを考えると、3時間はギリギリの尺だと思っていました。
電源周りの準備を私が進める中、和田はマイク設置と機材のレベル合わせです。

電源は、音響用の独立したコンセントがありました。
ケーブルは、POWER REFERENCE。導体はPCOCC-A。長さは特注品です。太い!重い!w

マイクプリアンプ、DSDレコーダー、真空管マイクの電源ユニット、これらの電源はすべてRTP-6ultimateから給電します。
アンダーボードはTB-38H。うっかりすると中に敷き詰めた天然水晶がこぼれるので慎重に設置します。

マイクプリアンプは、Millennia HV-3D。
和田が慎重にレベルを調整しています。
機材設置やレベル合わせをしている最中は、野崎さんがピアノを弾いて音を出しています。
もちろん楽曲のフレーズを弾いてくれていました。
ホールに響き渡るWonderful Worldのメロディー。
凄すぎてテンション上がりまくりでした!

DSDレコーダーはDA-3000。
記録媒体がSDカードなのでHDDの回転音がありません。
機材の設置場所と同じ空間でレコーディングするには、こういった静音設計が求められます。
カスケード接続のための制御信号が通るケーブルは、COX-1.0tripleC-FMを使用。
わずかな隙も見逃しません。細かな積み重ねが機材本来の音を最大限に引き出すのです。

こちらはセッティング中のマイク位置。
このあとM149をもう少し近づけました。
ポータブルレコーダーのR-05も奥に見えますね。これは僕がM149の邪魔にならない範囲で設置しました。

ペン入れ満載の楽譜。
野崎さんには事前にデモと楽譜をお渡しし、プリプロとして弾いてもらっていました。
それでも頭からケツまで一発録音ということもあり、伸び伸びと自由に弾いて頂く方向でお願いいたしました。

ステージからホールを見上げた写真。
あまり伝わりませんが、結構大きい空間です。
シューボックス型は響きも美しく本当に素晴らしかったです。
レベル合わせが終わったら、本番。
何度かテイクを重ねながら、和田のディリクションを交えつつ、ベストな方向を探っていきます。
本録りのあたりでマスタリングエンジニアの大山さんが見学に訪れました。
カメラのスイッチ係として早速活躍して頂きました(笑) 同人ですので、みんなで作りますw
野崎さんには自由に弾いて頂いたので、ファンタジックなテイクになったり、
ドラマチックな展開になったり、実に聴き応えのあるテイクが重ねられていきました。
録音したのは全部で7回。
DSDで配信されているのは、テイク4になります。
スペシャルディスクをM3でゲットされた方は、テイク7を既にお聴きになっていることでしょう。
R-05版ですが、いかがでしたか?
もし、反響が大きければDSD版の発表も検討したいと思います。
そのくらい思い入れの強いテイクです。
集中力が高まってみんな必至にやってたもんだから、
途中からマイクのセッティングを変えても変えた後の写真がほとんどありません。

数少ない最終セッティング後の写真。
これは客席上手側から。
極太のケーブルが床を張ってえらいことになっています。
電源系は極力床面に付かないようにがんばりました。
LINE系は、ACOUSTIC REVIVE製 XLRのPCOCC-A版。
M149の電源BOXからマイクプリまでは最新版のXLR-1.0tripleC-FMの特注版を使いました。

こちらは客席下手側から。
ピアノの奥、左右に設置されているのはルームチューニング材のRWL-3。
車に詰め込めたのは背の低いこの二枚だけでした。
動画にははっきりと映っているカットがありますが、下手に置かれたRWL-3の上にRR-777が設置されています。
自分の耳に聴こえる楽器の音が変わるということで、演奏家の中にも愛用者がいるようです。
録音にもきっとよい影響があることでしょう。
ちなみに私も自宅で愛用しています。映像も音も激変するのでオススメですよw
テイク7を録り終えて片付け開始。
みんなで協力したら余裕の退出することができました。
いくら同人とはいえ、公共の施設の退出時間を守らないのは御法度。
アフレコサークル時代から一種の戒めとして心がけていた私は、Beagle Kickでもキチンとそこは守るようにしました。
ということで、あっという間の三時間。
気力と体力と精神力を消耗して、もうくったくた!
でも、清々しかったですね。充実感半端なかったです。
野崎さんも貴重な体験ができたと笑顔でお帰りになりました。
演奏家の方に関わって良かったと喜んでもらえるのはたいへん嬉しいことです。
こんな感じでDSDに収められたピアノ演奏。
音楽そのものはもちろん、時間と空間さえもリアルに捉えきる究極のハイレゾフォーマット DSD5.6MHz。
2.8MHzもフォーマット設定変えてもう一回マスターレコーダーに録り直しています。
気合いの入ったBeagle Kick最新作、ぜひご堪能下さい!
DSD5.6MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57380
DSD2.8MHz
http://ototoy.jp/_/default/p/57379
【M3のスペシャルディスクをお持ちの方に再度のお知らせ】
おまけ音源として収録したSolo Piano Versionの別テイク。
いかがでしたか?
最後までどちらをOKテイクにするか話し合ったのですが、総合的に判断した結果、このようになりました。
もし、リスナーの方からの要望が多ければ別テイクをDSDでお届けすることを検討するかもしれません。
R-05の音源を聴いて、「これはDSD版でも聴きたい!」と思った方、Beagle Kickまでご意見をお寄せ下さい。
BRAND NEW KEYSの2mixマスターの感想もお待ちしています。
CD版やハイレゾ版と比べての感想だったりするととっても嬉しいです。
すべての送り先はtoruemu@hotmail.comまで。
内容は和田とも共有します。
これまでの作品のハイレゾ配信はこちら
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OTOTOYにて特集記事(インタビュー)がアップされました!
制作秘話はもちろん、ユニット結成の経緯、音へのこだわり、音楽への向き合い方など縦横に語っています。
Beagle Kickへの理解がもっと深まり、新たな魅力に気付くかも!?
・同人音楽だからこそできる“ハイレゾ音楽制作ユニット”Beagle Kickーー自作スタジオで訊いた、自由な音楽性そしてハイレゾにかける想い
DLsite.com(同人作品配信サイト)
(FLAC版)





同人音楽の森(同人音楽作品配信サイト)
(FLAC版)

OTOTOY(高音質音楽配信サイト)
http://ototoy.jp/them/index.php/ARTIST/87203
(WAV・FLAC・ALAC版)
BRAND NEW KEYS発売記念特集記事 インタビュー記事
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